光回線の月額料金の平均は、当サイトが掲載する主要8回線(2026年7月時点・1ギガプラン)の単純平均で、マンションタイプが月4,232円、戸建てタイプが月5,515円です。いま払っている金額がこれより高いなら見直しの余地があります。

ただし結論には続きがあります。月額が平均より安い回線を選んでも、工事費・事務手数料・キャッシュバック・セット割まで含めた「実質料金」では順位が入れ替わるため、平均は見直しのきっかけにはなっても、選ぶ基準にはなりません。この記事では平均値の中身と、平均を正しく使う方法を解説します。

光回線の月額はいくらが相場なのか

当サイトに掲載している主要8回線の月額(税込・1ギガプラン)は次のとおりです。この表の単純平均が、マンション4,232円・戸建て5,515円になります。

回線マンション戸建て
ahamo光(2年定期)3,630円4,950円
ソフトバンク光4,180円5,720円
楽天ひかり4,180円5,280円
GMOとくとくBB光4,290円5,390円
ビッグローブ光4,378円5,478円
ドコモ光(タイプA)4,400円5,720円
auひかり(電話込み表示)4,950円6,380円
NURO光 2ギガ3,850円5,200円

最安と最高の差はマンションで1,320円、戸建てで1,430円です。年間にすると1.6万〜1.7万円の差になるため、「どこも同じくらい」と思って選ぶには大きすぎる幅です。

なお表には注釈が要る回線もあります。auひかりの月額はひかり電話とプロバイダ込みの表示で、NURO光は2026年9月1日から値上げが決まっています(2ギガ3年契約は5,720円へ)。数字は2026年7月時点のものです。

なぜ「平均より安い」だけで選ぶと失敗するのか

月額は総コストの一部でしかないからです。光回線の2年間の支払いには、月額のほかに事務手数料(880円〜4,950円)と工事費(19,800円〜47,520円)が加わり、そこからキャッシュバック(0円〜75,000円)とスマホセット割(最大で月1,100円×24ヶ月=26,400円)が引かれます。

この加算と減算の幅は、月額の差よりはるかに大きいのが実態です。たとえば月額が平均より700円高い回線でも、キャッシュバックが7万円台の窓口を使えば、2年間の実質では平均より安い回線を逆転します。逆に月額最安の回線がキャッシュバックゼロなら、実質では中位に沈みます。

だから正しい手順は「月額の平均で自分の現状を点検する→実質料金で乗り換え先を選ぶ」の2段階です。実質料金の計算式と考え方は実質料金の完全ガイドで解説しています。

平均より高い料金を払っていていい人はいるのか

います。スマホのセット割が効いている人です。

ドコモ光・ソフトバンク光・auひかり・ビッグローブ光などは、対応するキャリアのスマホ料金を毎月最大1,100円(ワイモバイルは最大1,650円)割り引きます。回線の月額が平均より300円高くても、スマホ側で1,100円引かれていれば、世帯の通信費では平均より安い状態です。家族に同じキャリアの回線が複数あれば、割引はさらに積み上がります。

つまり点検するべきは「回線の月額」単体ではなく「回線の月額−セット割の恩恵」です。セット割の仕組みと対象の組み合わせはスマホセット割の解説にまとめています。逆に、セット割が効かない格安SIMユーザーなら、GMOとくとくBB光のような月額そのものが安い縛りなし回線が平均を素直に下回る選択になります。

ホームルーターの平均はいくらか

当サイト掲載の主要4プラン(ドコモhome 5G・SoftBank Air・WiMAX +5G系2プラン)の単純平均は月4,802円です。光回線のマンション平均4,232円より570円高く、「工事不要は月額に上乗せして買う」構図が数字に表れています。

ただしホームルーターは月額以上に端末代の条件差が大きい商材です。home 5Gは71,280円、SoftBank Airは95,040円(2026年7月15日申込分から)の端末を分割割引で実質無料にする設計のため、途中解約で残債が発生します。月額の平均比較よりも、端末代と契約期間を含めた比較が必須です。詳しくはホームルーター3機種の違いを参照してください。

自分の場合の答えはどう出せばいいのか

手順は3ステップです。

  1. 今の請求額を平均と比べる。マンション4,232円・戸建て5,515円より高いか安いかで、見直しの優先度を判断します
  2. セット割の有無を確認する。スマホとのセット割が効いているなら、その分を差し引いた金額で再評価します
  3. 実質料金で乗り換え候補を並べる。月額・初期費用・キャッシュバック・セット割を同じ計算式に入れて比較します

3つ目の計算は手作業では面倒なため、下の実質料金シミュレーターを使ってください。住まいのタイプ・スマホキャリア・利用期間を入れるだけで、主要回線の2年間の実質料金が同じ物差しで並びます。

この記事のまとめ

  • 光回線の月額平均は主要8回線(2026年7月時点)でマンション4,232円・戸建て5,515円
  • 最安と最高の差は月1,300円超・年間1.6万円超。「どこも同じ」ではない
  • 月額の平均は現状点検に使い、回線選びは工事費・キャッシュバック・セット割込みの実質料金で行う
  • セット割が効いていれば平均より高い月額でも世帯では安いことがある
  • ホームルーターの平均は月4,802円。月額より端末代と残債の条件差が大きい