ahamo光はルーターが付いてこない。月330円レンタルと自前購入の分かれ目
ahamo光にはルーターの無料レンタルや進呈がありません。「OCNバーチャルコネクト」対応ルーターを月330円(税込)でレンタルするか、対応品を自前で購入するかの二択になります。レンタル累計は2年で7,920円・3年で11,880円。この金額が、購入と比べてどちらが得かの分かれ目の目安です。
この記事では、なぜ対応ルーターが必須なのか、レンタルと購入はどちらが安く済むのか、そして自分はどちらを選ぶべきかを順に整理します。
なぜahamo光には対応ルーターが必要なのか
ahamo光のIPv6(IPoE)接続は、OCNバーチャルコネクトという方式で提供されます。この方式に対応したルーターがなければ、回線本来の性能を引き出せません。
OCNバーチャルコネクトとは
OCNバーチャルコネクトとは、IPv6(IPoE)で通信するための接続方式のひとつです。混雑しやすい従来の接続経路を避けて通信するため、夜間など利用が集中する時間帯でも速度が落ちにくいのが特徴です。
問題は、この方式がルーター側の対応を前提にしている点です。非対応のルーターをつないでも回線自体は使えますが、IPoEの恩恵を受けられず、本来の速度が出ません。回線と速度の関係をきちんと理解したい人は、速度が決まる仕組みの全体図もあわせて読んでください。
つまりahamo光では「ルーターを用意するかどうか」ではなく、「対応ルーターをどう用意するか」が選択のポイントになります。
レンタルと購入はどちらが得なのか
ドコモのレンタルは月330円(税込)です。月額としては小さく見えますが、利用月数に比例して累計が積み上がります。
| 利用期間 | レンタル累計(330円×月数) |
|---|---|
| 12ヶ月 | 3,960円 |
| 24ヶ月 | 7,920円 |
| 36ヶ月 | 11,880円 |
一方、市販のOCNバーチャルコネクト対応ルーターは数千円〜1万円台が一般的です。エントリー機なら1年分のレンタル料金(3,960円)と同水準で買えるものもあり、2年使えば7,920円、3年使えば11,880円のレンタル累計を下回る可能性が高くなります。
構造としては単純です。レンタルは初期費用ゼロで毎月コストが発生し、購入は最初にまとまった出費がある代わりに以降のコストがゼロになります。利用期間が長いほど、購入が安くなります。逆に1年程度で使うかどうかわからない段階なら、累計3,960円で済むレンタルから始めるほうが無駄がありません。
ahamo光のマンションプランは月額3,630円(税込・2年定期契約)です。レンタルを付けると実質の月額は3,960円になり、この差を許容できるかが判断材料になります。トータルの負担額は実質料金シミュレーターで条件を入れて確かめてください。
レンタルが向く人・購入が向く人はどう分かれるのか
金額だけでなく、手間とリスクの引き受け方で選び方が変わります。
レンタルが向くのは次のような人です。
- 機種選びや初期設定に時間をかけたくない人
- 故障時に交換対応してもらえる安心感を優先する人
- 引っ越しや解約の予定があり、機器を持ちたくない人
ルーターが故障したとき、レンタルなら交換を依頼すれば済みます。購入した場合は自分で買い替えるしかなく、保証期間を過ぎていれば全額自己負担です。短期で解約する可能性があるなら、返却して終わりにできるレンタルの身軽さが効いてきます。
購入が向くのは次のような人です。
- 2年以上の利用を見込んでいる人
- ルーターの性能(Wi-Fi規格の世代やアンテナ数)を自分で選びたい人
- 機器の設定をマニュアルどおりに進められる人
2年で7,920円・3年で11,880円というレンタル累計を考えると、長期利用前提なら購入のほうが合理的です。性能面でも、レンタル機は機種を選べないのに対し、購入なら住まいの広さや端末数に合わせて選べます。
購入するなら何を確認すべきか
自前で購入する場合、確認すべきポイントは2つです。
1つ目は「OCNバーチャルコネクト対応」の表記です。パッケージやメーカーの対応表に明記されている機種だけを候補にしてください。「IPv6対応」とだけ書かれていてもOCNバーチャルコネクトに対応しているとは限らないため、方式名まで確認するのが確実です。
2つ目はWi-Fi規格の世代です。同じ対応ルーターでも、古い世代の規格しか持たない機種では無線区間がボトルネックになります。中古や型落ち品を安く買う場合ほど、この世代の確認を忘れがちです。せっかくIPoEで速い回線を引いても、Wi-Fiで頭打ちになっては意味がありません。できるだけ新しい世代の規格に対応した機種を選んでください。
なお、ルーター問題はahamo光を検討するうえでの注意点のひとつにすぎません。契約前に全体を確認したい人は、ahamo光の注意点5つを先に読んでおくと判断がぶれません。
この記事のまとめ
- ahamo光にはルーターの進呈・無料レンタルがなく、OCNバーチャルコネクト対応ルーターが必須
- ドコモのレンタルは月330円で、累計は2年7,920円・3年11,880円
- 市販の対応ルーターは数千円〜1万円台が一般的で、2年以上使うなら購入が安くなる構造
- 設定の手間を省きたい人・短期利用や引っ越し予定がある人はレンタルが向く
- 購入するなら「OCNバーチャルコネクト対応」の表記とWi-Fi規格の世代を必ず確認する
よくある質問
ahamo光はルーターを無料でもらえますか?
もらえません。ahamo光にはルーターの進呈や無料レンタルがなく、ドコモの月330円レンタルを申し込むか、OCNバーチャルコネクト対応ルーターを自前で購入する必要があります。
ahamo光のレンタルルーターはいくらかかりますか?
月330円(税込)です。累計では12ヶ月で3,960円、24ヶ月で7,920円、36ヶ月で11,880円になります。長く使うほどレンタル総額は膨らみます。
手持ちのルーターをそのままahamo光で使えますか?
OCNバーチャルコネクトに対応していれば使えます。非対応のルーターではIPv6(IPoE)接続ができず、本来の速度が出ません。メーカーの対応表で機種名を確認してから判断してください。
ルーターを購入するなら何を確認すべきですか?
「OCNバーチャルコネクト対応」の表記と、Wi-Fi規格の世代の2点です。対応の明記がない機種は避け、できるだけ新しい世代のWi-Fi規格に対応した機種を選びます。