ドコモ光のタイプAとタイプBの差は月220円。プロバイダ選びで見るべきは3点だけ
ドコモ光のタイプAとタイプBの違いは、選べるプロバイダの顔ぶれだけです。回線の速度規格は両者で同じであり、料金はタイプBがタイプAより月220円高くなります。つまり同じ品質に余計な220円を払う理由はなく、基本はタイプAを選べば足ります。
そしてタイプAの中でプロバイダを選ぶ基準は、「IPv6(IPoE)対応」と「Wi-Fiルーターの無料レンタル」の2つを加えた合計3点で十分です。この記事では、220円差の正体と3点チェックの中身を順に説明します。ドコモ光の料金や全体像はドコモ光の総合ガイドにまとめています。
タイプAとタイプBは何が違うのか
ドコモ光はプロバイダ一体型の光回線で、月額料金にプロバイダ料が含まれています。そのプロバイダが「タイプA」と「タイプB」の2つのグループに分かれており、どちらの群に属するプロバイダを選ぶかで月額が変わる仕組みです。タイプAはマンション4,400円・戸建5,720円(税込・2年定期契約)で、タイプBはそれぞれ220円高い4,620円・5,940円になります。
重要なのは、この220円差が回線品質の差ではないという点です。光回線そのものはどちらも同じNTTの設備を使い、速度の規格も同一です。タイプBが速い・安定しているという関係は一切ありません。
差が生まれる理由は、各プロバイダがドコモと取り決めた料金区分の違いにすぎません。2年間使えば差額は5,280円(220円×24か月)になり、同じ品質に払う金額としては無視できません。したがって、特に使いたいプロバイダがタイプBにある場合を除き、タイプAから選ぶのが合理的です。
なお、タイプAには20社前後のプロバイダが所属しており、選択肢の数でも困ることはありません。「タイプBのほうが高いから上位グレード」という誤解だけは避けてください。
プロバイダで何が変わるのか
回線が同じなら何を選んでも同じかというと、そうではありません。プロバイダによって変わるのは、主にIPv6(IPoE)対応・Wi-Fiルーターの無料レンタル・サポート内容の3つです。月額料金が同じタイプA内でも、この付帯条件には差があります。
体感速度に最も効くのはIPv6(IPoE)対応です。同じドコモ光でも「夜だけ遅い」という不満の多くは、回線ではなく接続方式に原因があります。従来の接続方式(PPPoE)は、夜間など利用者が集中する時間帯に混雑して遅くなりやすい構造を持っています。IPoEはこの混雑ポイントを通らない新しい接続方式で、同じ回線でも夜の体感が大きく変わります。仕組みの詳細は速度が決まる仕組みの全体図で解説しています。
Wi-Fiルーターの無料レンタルも実質的な負担額を左右します。IPv6対応ルーターを自分で買うと数千円から1万円程度の出費になるため、無料レンタルがあるプロバイダなら初期費用を抑えられます。レンタルの有無と、貸し出される機種がIPv6接続に対応しているかをセットで確認してください。
どう選べばいいのか:3点チェック
プロバイダ選びで迷ったら、次の3点だけ確認すれば十分です。
| チェック項目 | 確認する内容 | 理由 |
|---|---|---|
| タイプAであること | 月額がマンション4,400円・戸建5,720円の区分か | タイプBは同品質で月220円高いため |
| IPv6(IPoE)対応 | IPoE方式の接続を標準提供しているか | 夜間の体感速度に直結するため |
| Wi-Fiルーター無料レンタル | IPv6対応ルーターを無料で借りられるか | 自前購入の初期費用を省けるため |
GMOとくとくBBやOCN、BIGLOBEなど、タイプAには知名度の高いプロバイダが複数並びます。ただし3点を満たすプロバイダ同士であれば、月額も回線品質も同じです。あとはキャンペーンやサポート窓口の使いやすさで決めれば問題ありません。
なお、スマホがドコモならセット割を含めた総額で比較するのが正確です。割引や期間まで含めた2年間の実質負担は実質料金シミュレーターで計算できます。
プロバイダはあとから変更できるのか
変更できます。ドコモ光は回線契約を解約せずに、プロバイダだけを切り替えることが可能です。工事も不要で、回線が使えない期間が長く発生するわけでもありません。最初の選択で失敗しても回線ごと乗り換える必要はないため、過度に悩む必要はありません。
ただし、変更には条件により手数料がかかる場合があります。金額や無料になる条件はタイミングやタイプの組み合わせによって異なるため、手続き前にドコモの最新の案内で確認してください。変更時はメールアドレスなどプロバイダ独自のサービスが使えなくなる点にも注意が必要です。
この記事のまとめ
- ドコモ光のタイプAとタイプBの差は所属プロバイダ群の違いだけで、回線の速度規格は同じ
- 料金はタイプA(マンション4,400円・戸建5,720円)に対し、タイプBは月220円高い
- プロバイダ選びは「タイプA」「IPv6(IPoE)対応」「ルーター無料レンタル」の3点で十分
- 夜間の体感速度を左右するのはIPv6(IPoE)対応の有無
- プロバイダはあとから変更可能なので、最初の選択で悩みすぎる必要はない
よくある質問
ドコモ光のタイプAとタイプBは速度が違いますか?
違いません。タイプAとタイプBは所属するプロバイダ群の区分であり、回線そのものの速度規格は同じです。料金はタイプBがタイプAより月220円高くなります。
ドコモ光のプロバイダ選びで一番重要なポイントは何ですか?
IPv6(IPoE)接続への対応です。夜間など回線が混み合う時間帯の体感速度に直結するため、対応プロバイダを選ぶことが最優先です。あわせてタイプAであること、Wi-Fiルーターの無料レンタルの有無を確認すれば十分です。
ドコモ光のプロバイダはあとから変更できますか?
変更できます。ドコモ光は回線契約を維持したままプロバイダだけを切り替えられます。ただし条件により手数料がかかる場合があるため、申し込み前に最新の条件を確認してください。
ドコモ光のタイプAの月額料金はいくらですか?
2年定期契約の場合、マンションタイプが月額4,400円、戸建タイプが月額5,720円(いずれも税込・プロバイダ料込み)です。タイプBはそれぞれ220円高い4,620円・5,940円になります。