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壁に「光コンセント」があれば、工事業者を呼ばずに光回線が開通する

部屋の壁に「光」「光コンセントSC」と書かれた差込口があれば、業者の訪問工事なし(無派遣工事)で光回線を開通できる場合が多いです。光ファイバーがすでに部屋まで引き込まれているため、NTT局内の切替作業と機器の自己接続だけで利用を開始できます。

入居先のネット環境を決める前に、まず壁を確認する価値があります。この記事では、光コンセントの見分け方から申込までの手順を順に解説します。

光コンセントとは何か

光コンセントとは、光ファイバーが部屋の中まで引き込み済みであることを示す壁の差込口のことです。「光」「光コンセントSC」「光SC」などの表記があり、ここにONU(回線終端装置)を光ケーブルで接続して使います。

形状は2タイプあります。電源コンセントや電話線差込口と同じプレートに組み込まれた一体型と、壁に白い小箱として固定されたローゼット型(分離型)です。どちらも役割は同じで、光ファイバーの出口にあたります。

表記・形状意味
光ファイバー引き込み済みの差込口
光コンセントSCSCコネクタ対応の光コンセント
光SC光コンセントSCの略記
白い小箱(ローゼット型)壁面に後付けされた一体型の光コンセント

電話線差込口(モジュラージャック)と見た目が似ていますが、光コンセントの差込口は形が異なり、近くに「光」の文字があるかどうかで判別できます。

光コンセントはどこを探せば見つかるのか

光コンセントは、光ファイバーを外から引き込みやすい場所に設置されます。次の4か所を順に確認してください。

特に、電話線差込口と同じプレートに「光」と書かれた差込口が並んでいるケースが多いです。リビングだけでなく、各居室の壁やクローゼット内も対象になります。

家具や家電の裏に隠れている場合もあります。見つからないと判断する前に、壁際を一周して確認してください。

光コンセントがあれば必ず無派遣工事になるのか

必ず無派遣工事になるわけではありません。光コンセントがあっても訪問工事が必要になるのは、主に次の3つのケースです。

  1. 前入居者が退去時に光ファイバーを撤去している(差込口だけが残っている)
  2. 建物の配線方式(光配線方式・VDSL方式・LAN方式)と申込プランが合わない
  3. 申し込む回線がNTTフレッツ網を使わない独自回線である

ドコモ光・ソフトバンク光・楽天ひかりなどの光コラボは、NTTフレッツ網を使うため既設の光コンセントを再利用できる場合が多いです。一方、NURO光とauひかりは独自設備を使うため、フレッツ系の光コンセントがあっても別途工事が必要です。

無派遣工事になるかどうかの最終判定は、申込時に回線事業者が局内の設備状況を照会して行います。差込口の存在は有力な手がかりですが、確定情報ではない点に注意してください。

無派遣工事だと費用と期間はどう変わるのか

無派遣工事は訪問工事より安く、開通までの期間も短い傾向があります。業者との日程調整が不要で、ONUなどの機器が届けば自分で接続するだけで開通するためです。

主要な光コラボの料金は次のとおりです(税込)。

回線マンション月額工事費
ドコモ光1ギガ タイプA4,400円(2年契約)訪問28,600円→新規工事料実質0円特典
ソフトバンク光1ギガ4,180円訪問31,680円/無派遣4,620円→実質無料キャンペーンあり
楽天ひかり1ギガ4,180円実質0円(最大916円/月×24ヶ月ポイント還元)

ソフトバンク光のように、無派遣工事(4,620円)と訪問工事(31,680円)で工事費自体が大きく変わる回線もあります。ドコモ光とソフトバンク光は事務手数料4,950円が別途かかります。

工事費が実質無料でも、月額・手数料・還元を合算した総額で比べないと損得は判断できません。比較の考え方は実質料金の計算式で解説しています。

確認してから申し込むまでの手順はどうするのか

手順は「管理会社への確認→エリア確認→申込」の3ステップです。

  1. 管理会社・大家に「光配線方式が導入済みか」「光ファイバーの撤去歴がないか」「開通にあたり許可が必要か」を確認する
  2. 申し込みたい回線の公式サイトで、提供エリアと建物の対応状況を確認する
  3. 申込時に光コンセントの有無を伝え、無派遣工事になるかの判定を受ける

賃貸では、無派遣工事であれば壁に穴を開けないため、管理会社の許可を得やすい点もメリットです。確認の電話は入居前でも可能なので、引っ越しが決まった時点で動き出すと開通が早まります。

無派遣工事でも、申込から開通までは数日〜数週間かかる場合があります。開通待ちの間にネットが必要なら、引っ越し当日からWi-Fiを使う選択肢も併せて検討してください。どの回線が総額で安くなるかは実質料金シミュレーターで比較できます。

この記事のまとめ

よくある質問

光コンセントがあれば工事は本当に不要ですか?

業者の訪問工事が不要になる「無派遣工事」になる場合が多いです。ただし前入居者が光ファイバーを撤去している場合や、建物の配線方式と申込プランが合わない場合は訪問工事が必要です。なお無派遣工事でもNTT局内での切替作業自体は行われ、最終判定は申込時に回線事業者が行います。

光コンセントはどこにありますか?

エアコンダクト付近、電話線差込口の周辺、テレビアンテナ端子の周辺、クローゼット内の4か所が代表的な設置場所です。「光」「光コンセントSC」と書かれた差込口を探してください。家具の裏に隠れていることもあるため、壁際を一周確認すると確実です。

NURO光やauひかりでも光コンセントを再利用できますか?

できません。NURO光とauひかりは独自設備を使うため、フレッツ系の光コンセントが部屋にあっても別途工事が必要です。光コンセントを再利用できるのは、NTTフレッツ網を使うドコモ光・ソフトバンク光・楽天ひかりなどの光コラボです。

無派遣工事の費用はいくらですか?

ソフトバンク光1ギガの場合、訪問工事は31,680円、無派遣工事は4,620円です(いずれも税込・実質無料キャンペーンあり)。訪問工事より大幅に安く済みます。ほかにドコモ光・ソフトバンク光では事務手数料4,950円が別途かかります。