NURO光とauひかり、独自回線どうしの答えはスマホと住所で決まる
NURO光とauひかりは、どちらもNTTフレッツ網を使わない独自回線で、「混雑に強い」という最大の強みは共通です。だから速度面で迷う必要はなく、分かれ目は2つだけです。au・UQスマホならauひかり、ソフトバンク・ワイモバイルならNURO光というセット割の対応と、そもそも自宅の住所がどちらの提供エリアに入っているかです。両方とも提供エリアが限定されているため、両方を自由に選べる住所はむしろ少数派です。
NURO光とauひかりの共通点は何か
両者はともに、NTTのフレッツ光回線を借りずに自前の設備で提供する独自回線サービスです。ドコモ光やソフトバンク光などの光コラボは、ブランドが違っても物理的には同じフレッツ網を共有しています。同じ回線に利用者が集中すれば夜間に混雑が起きやすくなりますが、独自回線は別経路の設備を使うため、構造的に混雑の影響を受けにくいのが共通の強みです。
一方で、独自回線ならではの弱点も共通しています。第一に提供エリアが限定されており、住所によってはそもそも申し込めません。第二に、フレッツ網の既存設備を流用できないため開通工事に時間がかかりやすく、申し込みから利用開始までの待ち時間は光コラボより長くなりがちです。引っ越し直後など開通を急ぐ事情がある場合は、この点を織り込む必要があります。
つまりNURO光とauひかりは、「速くて強いが、選べる人と待てる人が限られる」という同じ性格を持った兄弟のような存在です。だからこそ比較の軸は速度ではなく、セット割とエリアに置くのが正しい順番になります。
スペックと料金はどう違うのか
共通点の多い両者ですが、数字を並べると違いがはっきりします。
| 項目 | NURO光 2ギガ | auひかり 1ギガ |
|---|---|---|
| 月額料金 | 3,850円(2年契約) | マンション4,950円(電話込み)/戸建6,380円 |
| 公称速度 | 下り最大2Gbps | 最大1Gbps |
| 工事費 | 49,500円(24ヶ月で実質無料) | 41,250円(実質無料) |
| 事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 |
| セット割 | おうち割(SB1,100円/ワイモバ1,650円) | スマートバリュー(au・UQ月1,100円・要ひかり電話) |
月額と公称速度の数字ではNURO光が優位です。月額3,850円は2年契約適用後の金額で、基本料金は5,500円です。auひかりのマンションタイプ4,950円はひかり電話とプロバイダ料を含んだ表示で、スマートバリュー適用に必要なひかり電話が最初から入っている点は実質的なメリットになります。キャッシュバックはNURO光公式が10,000円(17ヶ月後受け取り)で、どちらも申し込み窓口によって金額が変動します。詳しい条件はNURO光の総合ガイドとauひかりの総合ガイドで個別に解説しています。
スマホ別に選ぶならどちらが正解か
この比較の答えは、表の数字よりもスマホのキャリアで決まります。セット割は2年間で2万円以上の差を生むため、月額の差を簡単に逆転させるからです。
au・UQモバイルならauひかり一択です。スマートバリューで1回線あたり月1,100円、2年で26,400円が割引され、NURO光側にはau・UQ向けの割引が一切ありません。割引は家族のau・UQ回線にも適用されるため、家族2人なら2年で52,800円に倍増します。なお適用にはひかり電話への加入が条件です。
逆にソフトバンク・ワイモバイルならNURO光一択です。おうち割でソフトバンクは月1,100円、ワイモバイルは月1,650円が割引されます。もともと月額が1,100円安いうえにセット割まで乗るため、auひかりを選ぶ理由がなくなります。
格安SIMを使っていてどちらのセット割も対象外なら、月額の安いNURO光が優位です。3,850円と4,950円の差は2年で26,400円になります。ドコモユーザーはどちらを選んでもセット割がないため、独自回線にこだわらずドコモ光を本命にするのが合理的です。自分の条件での実質料金は実質料金シミュレーターで確認できます。
両方ともエリア外だったらどうするか
独自回線どうしの比較で見落とされがちなのが、「両方ともエリア外」というケースです。NURO光もauひかりも提供エリアが限定されており、申し込み前の住所単位でのエリア確認が必須です。マンションの場合は住所がエリア内でも建物への設備導入状況に左右されるため、戸建てより条件が一段厳しくなります。比較を始める前にまず両社の公式サイトでエリア判定を済ませるのが、遠回りに見えて最短の手順です。
両方エリア外なら、NTTフレッツ網を使う光コラボに切り替えて考えます。ビッグローブ光やソフトバンク光などの光コラボはフレッツ光と同じ全国エリアで提供されているため、ほぼどの住所でも契約できます。光コラボでもau・UQのセット割が使えるビッグローブ光、おうち割が使えるソフトバンク光というように、スマホ基準の選び方はそのまま通用します。
この記事のまとめ
- NURO光とauひかりはどちらも独自回線で、混雑に強い構造は共通
- 月額と公称速度はNURO光(3,850円・2Gbps)が数字上は優位
- au・UQはauひかり、ソフトバンク・ワイモバイルはNURO光がセット割で確定
- 格安SIMは月額の安いNURO光、ドコモはドコモ光が合理的
- 両方ともエリア限定のため住所確認が先決で、エリア外なら光コラボを選ぶ
よくある質問
NURO光とauひかりはどちらが速いですか?
公称速度はNURO光が下り最大2Gbps、auひかり1ギガプランが最大1Gbpsで、数字上はNURO光が上です。ただしどちらもNTTフレッツ網を使わない独自回線で、混雑に強い構造という本質的な強みは共通しています。
NURO光とauひかりはどちらが安いですか?
NURO光2ギガが月額3,850円(2年契約)、auひかりマンションタイプが月額4,950円(ひかり電話込み)です。月額だけならNURO光が安いものの、セット割を含めた実質料金はスマホのキャリアによって逆転します。
au・UQモバイルユーザーはどちらを選ぶべきですか?
auひかりです。auスマートバリューでau・UQスマホ1回線あたり月1,100円が割引され、2年で26,400円の差になります。NURO光にはau・UQ向けのセット割がありません。適用にはひかり電話への加入が条件です。
NURO光もauひかりもエリア外だったらどうすればいいですか?
NTTフレッツ網を使う光コラボを選びます。ビッグローブ光やソフトバンク光などの光コラボはフレッツ光と同じ提供エリアのため、独自回線が届かない住所でもほぼ契約できます。スマホのセット割が使える光コラボを選ぶのが基本です。