NURO光とソフトバンク光は、どちらもおうち割光セットの対象です。割引額はソフトバンクスマホで月1,100円、ワイモバイルで月1,650円と両回線で共通のため、ソフトバンクユーザーの比較は「素の月額と回線の構造」の勝負になります。NURO光は2026年9月1日から新プラン「NURO光(H)」に移行し、月額にホームゲートウェイ利用料550円が別建てで必須になったため、以前の比較とは月額の力関係が変わっています。
マンションの月額は、新プラン移行後でNURO光(H)が5,720円、ソフトバンク光1ギガが4,180円で、その差は月1,540円です。ただしNURO光は開通〜24ヶ月に2年割が適用され実質4,530円になるため、この期間だけは差が月350円まで縮まります。NURO光は公称2Gbpsの独自回線、ソフトバンク光は全国対応の光コラボという構造の違いがあります。速度を最優先するならNURO光、月額を優先するかエリア外・すぐ使いたいならソフトバンク光が答えです。
おうち割光セットは両方とも同じ条件なのか
同じです。おうち割光セットはNURO光・ソフトバンク光のどちらでも適用でき、割引額はソフトバンクスマホが月1,100円、ワイモバイルが月1,650円で変わりません。どちらも指定オプションパックへの加入が条件になる点も共通です。
つまり「おうち割を使いたいからソフトバンク光一択」という判断は誤りです。NURO光でもスマホ割引はまったく同じ額だけ受けられます。家族のソフトバンク回線が複数あるほど割引総額は大きくなりますが、それはどちらの光回線を選んでも同じです。
割引が両者で打ち消し合う以上、比較の軸は素の月額・回線の構造・初期費用・開通までの早さに移ります。この4点を順番に見ていけば、自分にとっての正解が機械的に決まります。
詳しいサービス内容はソフトバンク光の総合ガイドで解説しています。
料金と回線の構造はどう違うのか
マンション・24ヶ月利用の前提で、両者の違いを表に整理します。
| 項目 | NURO光(H) 2ギガ | ソフトバンク光1ギガ |
|---|---|---|
| 月額(マンション) | 5,720円(開通〜24ヶ月は2年割で4,530円) | 4,180円 |
| 回線の構造 | 独自回線・公称2Gbps | 光コラボ(フレッツ網)・全国対応 |
| 提供エリア | 限定 | 全国 |
| 工事費 | 55,000円(36ヶ月で実質無料) | 47,520円(実質無料CP・無派遣5,280円) |
| 事務手数料 | 6,050円 | 4,950円 |
| キャッシュバック | 40,000円(戸建・39戸以下集合住宅、分割2回) | ― |
| 転用・事業者変更 | 不可(新規工事必須) | 可(工事なし) |
月額差は通常5,720円と4,180円で月1,540円、2年割適用中(開通〜24ヶ月)は4,530円と4,180円で月350円です。事務手数料もNURO光6,050円がソフトバンク光4,950円より1,100円高く、工事費もNURO光55,000円がソフトバンク光47,520円より高くなります。ただしNURO光のキャッシュバックは2026年9月から40,000円(戸建・39戸以下集合住宅、分割2回)に拡充されており、これを差し引くと開通〜24ヶ月の総額はソフトバンク光よりNURO光のほうが約30,500円低くなります(NURO光: 月額4,530円×24ヶ月+事務手数料6,050円−キャッシュバック40,000円=74,770円、ソフトバンク光: 月額4,180円×24ヶ月+事務手数料4,950円=105,270円)。キャッシュバックは窓口・時期により変動するため、月額そのものだけで比べるとソフトバンク光が安いという構造は変わりません。2年割が終わる25ヶ月目以降は、キャッシュバックを使い切った後になるため月1,540円の差がそのまま続きます。
回線の構造も対照的です。NURO光は独自回線のため公称速度が2Gbpsと高い一方、提供エリアが限定されています。ソフトバンク光はNTTのフレッツ網を使う光コラボのため公称1Gbpsですが、全国どこでも契約できます。
工事費はNURO光55,000円、ソフトバンク光47,520円(2026年6月値上げ後)と額が違いますが、どちらも実質無料の仕組みがあるため、満了まで使えば負担になりません。ただしNURO光は36ヶ月、ソフトバンク光は24ヶ月で実質無料が確定するため、完済までの期間はNURO光のほうが長くなります。実質無料は「分割相当額を毎月割り引く」方式のため、途中解約すると残債が発生する点はどちらも同じです。
開通までの早さはソフトバンク光が有利です。フレッツ光からの転用や他社光コラボからの事業者変更なら工事自体が不要で、回線をそのまま使って切り替わります。NURO光は独自回線のため、誰でも新規の開通工事を待つ必要があります。
NURO光とソフトバンク光、それぞれどんな人に向くのか
NURO光を選ぶべきなのは、速度を最優先する人です。公称2Gbpsの独自回線は、ソフトバンク光の公称1Gbpsより数字上有利です。ただし月額は新プラン移行後で5,720円(2年割適用中は4,530円)とソフトバンク光の4,180円より高くなるため、「安いから選ぶ」根拠は薄れています。速度そのものに価値を感じ、提供エリア内で開通工事を待てる人向けの回線です。
ソフトバンク光を選ぶべきなのは、月額を優先する人、NURO光のエリア外に住んでいる人、またはすぐに使い始めたい人です。光コラボなので全国で契約でき、転用・事業者変更なら工事なしで切り替わります。月額・事務手数料・工事費の基本料金はいずれもNURO光より低いため、速度に強いこだわりがなければ月々の負担はソフトバンク光のほうが軽くなります。ただしNURO光には現在40,000円のキャッシュバックがあり、これを含めた開通〜24ヶ月の総額では一時的にNURO光が下回る場合があるため、総額で比較する場合はキャッシュバックの最新条件を確認してください。
月1,540円・2年で36,960円の差(2年割適用中は月350円・2年で8,400円)を「速度の対価」と考える視点も有効です。夜間の混雑を避けたい、オンラインゲームで低pingを重視するなら、その対価を払う価値はあります。逆に速度に強いこだわりがないなら、月額の安いソフトバンク光を選ばない理由がありません。
迷ったらどう決めればいいのか
最初にやるべきはNURO光のエリア確認です。NURO光は提供エリアが限定されているため、エリア外なら比較の余地なくソフトバンク光に決まります。確認の手順はNURO光のエリア確認にまとめています。
両方ともエリア内だった場合は、割引・キャッシュバック・初期費用まで含めた実質料金で比べます。スマホのキャリアと利用期間を入れるだけで総額を比較できる実質料金シミュレーターを使えば、自分の条件での答えが数分で出ます。
この記事のまとめ
- おうち割光セットは両回線とも対象で、割引額(SB月1,100円/ワイモバ月1,650円)も共通
- マンションの月額はNURO光(H)5,720円、ソフトバンク光4,180円で月1,540円差(2年割適用中は月350円差)
- NURO光のキャッシュバック40,000円(戸建・39戸以下集合住宅)を含めると、開通〜24ヶ月の総額は一時的にNURO光がソフトバンク光より約30,500円低くなる(月額だけならソフトバンク光が安い)
- NURO光は公称2Gbpsの独自回線だがエリア限定、ソフトバンク光は全国対応の光コラボ
- 開通の早さはソフトバンク光が有利。転用・事業者変更なら工事不要
- 速度に強いこだわりがなければソフトバンク光が総額で安い。まずNURO光のエリア確認をしてから実質料金シミュレーターで比較する