ソフトバンク光の工事費は、立ち会いが必要な派遣工事で47,520円です(2026年6月1日申込分から値上げ・旧31,680円)。ただし、部屋にNTTの光設備が残っていれば「無派遣工事」となり、5,280円で済みます。さらに実質無料キャンペーンの対象になれば、工事費の負担自体がなくなります。

どちらの工事になるかは自分で選べず、部屋の設備状況で決まります。まず費用の全体像を表で確認してください。

工事タイプ工事費(税込)立ち会い
派遣工事(引き込みあり)47,520円必要
無派遣工事(設備が残っている)5,280円不要
転用・事業者変更工事なし不要

このほか、どのパターンでも契約事務手数料4,950円が初回にかかります。この記事では、無派遣工事になる部屋の条件、立ち会い工事の中身、実質無料キャンペーンの注意点を順に解説します。

派遣工事と無派遣工事とは何が違うのか

派遣工事とは、作業員が自宅に来て光ファイバーを部屋まで引き込む、立ち会いが必要な工事のことです。無派遣工事とは、作業員の訪問がなく、NTT局内の切り替え作業だけで開通する工事のことです。部屋までの物理的な配線が既にあるかどうかで、どちらになるかが決まります。

費用差は大きく、派遣工事47,520円に対して無派遣工事は5,280円です。立ち会いの日程調整が要らないぶん、無派遣工事は開通までの期間も短く済む傾向があります。

どちらになるかを申込者が選ぶことはできません。次の条件に当てはまる部屋かどうかで判定されます。

どんな部屋なら無派遣工事になるのか

無派遣工事になるのは、部屋の中までNTTの光ファイバーが引き込み済みの部屋です。目印は壁にある「光コンセント」で、「光」「光SC」などと書かれた差し込み口があれば、配線工事なしで開通できる可能性が高いです。

典型的なのは、前の入居者がフレッツ光やソフトバンク光などの光コラボを使っていた部屋です。退去時に設備が撤去されず残っている場合が多く、その場合は送られてきた機器を光コンセントにつなぐだけで開通します。作業員が来ないため、立ち会いの日程調整も不要です。

申し込み前に確定させる方法はありませんが、内見や入居時に光コンセントの有無を確認しておけば、派遣か無派遣かはほぼ見当がつきます。ただし、光コンセントがあっても室内側の配線が撤去されていたり、建物側の設備が古かったりすると派遣工事に切り替わる場合があります。最終的にどちらになるかは、申込み後にNTT側が設備状況を確認して確定します。光コンセントの探し方と見た目の種類は光コンセントの見分け方で詳しく解説しています。

立ち会い工事では何をするのか

派遣工事では、最寄りの電柱やマンションの共用設備から、光ファイバーを部屋まで引き込む作業が行われます。作業員が宅内に入るため、契約者または家族の立ち会いが必要です。作業時間は1〜2時間程度が一般的です。

マンションでは、共用部までは設備が導入済みの建物が多く、共用部から部屋までの配線と光コンセントの設置が主な作業になります。戸建てでは電柱から外壁にケーブルを引き込み、電話線の配管やエアコンダクトを通して宅内に入れます。既存の配管が使えない建物では、外壁に小さな穴を開ける場合があるため、賃貸なら事前にオーナーの許可を取ってください。

申込みから開通までの期間は2週間〜2ヶ月が一般的な目安です。待ち時間の大半は工事日の予約待ちで、3〜4月の引っ越しシーズンは枠が埋まりやすく後ろ倒しになる場合が多いです。引っ越しに合わせるなら、入居日が決まった時点で申し込むのが鉄則です。

実質無料キャンペーンはどういう仕組みか

ソフトバンク光では、2026年6月の値上げと同時に「新規お申し込みで回線工事費割引キャンペーン」が始まりました。派遣工事あり47,520円は月1,980円×24カ月、無派遣工事5,280円は月1,320円×4カ月の割引で相殺され、割引期間を使い切れば差し引きの負担はゼロになります。ただし、設置先と同住所・同名字でソフトバンクの光回線・ワイヤレスインターネットを利用中の場合や、申込み前3カ月以内に解約している場合は対象外です。条件は時期によって変動するため、申込み時点の内容を必ず確認してください。

注意すべきは途中解約です。割引期間の完了前に解約すると割引だけが止まり、未払い分の工事費残債が一括請求されます。派遣工事の割引は24カ月なので、完済までの2年間が実質的な「縛り」として機能します。値上げで元の金額が大きくなったぶん、途中解約時の残債も従来より重くなりました。

この残債が発生する仕組みと金額の計算例は工事費実質無料の残債の仕組みで詳しく解説しています。2年以内に引っ越す可能性があるなら、申込み前に読んでおくべき内容です。

フレッツ光からの乗り換えなら工事はいらないのか

フレッツ光からソフトバンク光への切り替えは「転用」と呼ばれ、工事自体がありません。ソフトバンク光はNTTの回線を借りて提供する光コラボのため、すでに使っているNTT回線をそのまま引き継げるためです。ドコモ光や楽天ひかりなど、他の光コラボからの切り替えも「事業者変更」として同じく工事不要です。

転用・事業者変更の初期費用は事務手数料4,950円のみで、ネットが使えない空白期間も発生しません。現在フレッツ光や他の光コラボを使っているなら、工事費の心配は最初から不要ということです。

月額はマンション4,180円・戸建て5,720円で、ソフトバンクスマホとのセット割を含めた2年間の実質負担は実質料金シミュレーターで他社と比較できます。工事費・事務手数料・割引込みの総額で判断してください。料金やおうち割を含めたソフトバンク光の全体像はソフトバンク光の総合ガイドにまとめています。

この記事のまとめ

  • ソフトバンク光の工事費は派遣工事47,520円・無派遣工事5,280円(2026年6月値上げ)で、事務手数料4,950円が別途かかる
  • 部屋に光コンセントがありNTT設備が残っていれば、立ち会い不要の無派遣工事になる場合が多い
  • 実質無料キャンペーンは分割請求+同額割引の仕組みで、途中解約すると残債が一括請求される
  • 適用条件は時期で変動するため、申込み時点の条件確認が必須
  • フレッツ光からの転用・他コラボからの事業者変更なら工事自体がない