SoftBank Air(ソフトバンクエアー)の端末「Airターミナル6」は、2026年7月15日の申し込み分から71,280円が95,040円へと23,760円値上げされました。月月割(月額割引)も1,485円から1,980円に増額されるため「端末実質0円」の仕組みは残りますが、途中解約したときの残債は約1.33倍に重くなっています。この記事では値上げの中身と、値上げ後のSoftBank Airを選ぶべきかの判断を整理します(金額は2026年7月時点・最新は公式で確認してください)。

いつから・いくら値上げされたのか

改定が適用されるのは2026年7月15日の申し込み分からです。ソフトバンクが2026年6月26日に発表しました。今回変わるのは端末価格と割引額で、月額基本料金の5,368円はこの改定では据え置きです。ただし別の改定として、月額も2026年12月から5,698円へ上がることが発表済みです。詳細はソフトバンク光・Airの月額値上げの解説で整理しています。

  • 端末価格(Airターミナル6):71,280円 → 95,040円(+23,760円)
  • 月月割:1,485円/月 → 1,980円/月
  • 48回分割時の賦払金:1,485円/月 → 1,980円/月

値上げの理由は、メモリなどの部材コスト上昇と報じられています。2026年7月14日までに申し込んだ人には旧価格が適用されるため、申込日の1日違いが2万円以上の差になった改定です。

なぜ値上げされても「実質0円」が消えないのか

端末価格が上がっても実質0円が維持されるのは、割引が同じ幅で増額されるからです。48回分割の賦払金1,980円に対して、月月割が毎月1,980円入り、支払いと割引が相殺されます。1,980円×48回=95,040円で、割引総額が新しい端末価格とちょうど一致する設計です。

つまり「割引を全部受け切るまで使い続ける人」にとって、今回の値上げの負担はゼロです。月額基本料金も変わらないため、4年間使い続ける前提なら支払い総額は改定前と変わりません。SoftBank Airの料金の全体像はSoftBank Airの総合ガイドで整理しています。

何が重くなったのか。途中解約の残債です

今回の改定で実質的に重くなったのは、途中解約したときの端末残債です。解約すると月月割は消え、残りの賦払金が請求されます。1回あたりの賦払金が1,485円から1,980円に上がったため、同じ時期に解約しても残債は約1.33倍になります。

解約タイミング旧価格の残債新価格の残債
1年(12回支払い済み)53,460円71,280円
2年(24回支払い済み)35,640円47,520円
3年(36回支払い済み)17,820円23,760円
4年(48回完済)0円0円

2年で解約した場合の差は11,880円です。「実質0円」という見た目は同じでも、途中でやめたときのペナルティが一段と重くなった、というのが今回の値上げの本質です。ホームルーター各社はドコモhome 5GもSoftBank Airも分割×同額割引という同じ構造を採用しており、業界全体で「実質縛り」の長期化が進んでいます。この構造の注意点はSoftBank Airのデメリットでも解説しています。

値上げ前に申し込めなかった人はどうすればいいのか

旧価格の受付は2026年7月14日で終了しました。これから申し込む場合は95,040円の新価格が前提になるため、「4年この住所で使い続けるか」を旧価格のときより厳しめに自問する必要があります。残債表の通り、2年で解約すると47,520円が一括請求されるからです。

2年以内に引っ越す可能性がある人は、端末レンタル型や縛りの軽い回線を含めて比較し直すのが合理的です。ドコモhome 5Gは同じ「実質無料」型でも36ヶ月で完済するため、縛りが1年短くなります。両者の違いはhome 5GとSoftBank Airの比較で整理しています。また、工事ができる住まいなら光回線のほうが月額も速度も有利なケースが多く、ホームルーターと光回線の比較が判断の出発点になります。

値上げ後のSoftBank Airは選ぶ価値があるか

値上げ後も、ソフトバンク・ワイモバイルのスマホを使っていて工事ができない住まいの人には有力な選択肢のままです。おうち割 光セットで毎月1,100円(ワイモバイルは最大1,650円)の割引が効き、月額5,368円から実質負担を下げられます。4年使い切る前提なら端末代の負担もありません。

逆にセット割が効かない人は、WiMAX系ホームルーターなど他社との実質料金比較が欠かせません。たとえばBIGLOBE WiMAXの端末代は27,720円で、95,040円のAirターミナル6より途中解約時の残債リスクが小さい構造です。月額・端末代・割引をまとめた比較はホームルーター比較と、この下の実質料金シミュレーターで確認できます。

今年に入ってからの通信各社の値上げの全体像は2026年の通信値上げ一覧で俯瞰できます。

この記事のまとめ

  • SoftBank Airの端末Airターミナル6は2026年7月15日申込分から71,280円→95,040円(+23,760円)に値上げされた
  • 月月割も1,485円→1,980円に増額され、48回使い切れば実質0円は維持される
  • 重くなったのは途中解約の残債。2年解約で47,520円と旧価格より11,880円増
  • 旧価格の受付は7月14日で終了。これから申し込むなら「4年使うか」を厳しめに判断する
  • 月額5,368円は今回の改定では据え置きだが、2026年12月から5,698円への月額改定が別途控えている
  • おうち割対象のソフトバンク・ワイモバイルユーザーなら値上げ後も有力